はいさい、村民の皆さん。夏の夜、眠れていますか?
沖縄の夏は、日中の暑さに加えて、夜も蒸し暑く、寝苦しい日が続きます。
クーラーを入れても体が冷えすぎたり、逆に切ると汗ばんで起きてしまったり…。
今回は、「夏でもぐっすり眠るための知恵」を、特に栄養と予防の視点からお届けします。
1. 栄養で整う睡眠リズム
意外かもしれませんが、栄養不足が原因で眠りが浅くなることがあります。
特に大切なのは、体の中で「眠る力」を作るための栄養の材料です。
ここで重要なのが、眠るためのホルモン「メラトニン」です。
・トリプトファン:
これは「アミノ酸」という、体をつくる基本の栄養素のひとつです。
脳の中で、心を落ち着ける「セロトニン」、そして眠りを導く「メラトニン」というホルモンに変わっていきます。
豆腐、魚、バナナに多く含まれています。
・ビタミンB6:
このビタミンは、トリプトファンをセロトニンに変えるために欠かせません。
ゴーヤー、まぐろ、にんにくに豊富です。
・マグネシウム:
筋肉をゆるめ、神経を落ち着ける作用があります。
黒糖、アーモンド、島豆腐、その他海産物などに多く含まれています。
そして、意外と見落とされがちなのがコレステロールのバランス。
コレステロールは、ホルモンの材料や免疫力を保つために重要で、睡眠ホルモン「メラトニン」のもとになる物質の合成にも関わっています。
過度に制限せず、魚、卵、大豆食品などでバランスよく摂ることが大切です。
2. 冷えすぎも要注意
クーラーは必要ですが、体が冷えすぎると眠りが浅くなりがち。
理想は室温26~28度、扇風機を使って空気を動かすと快適です。
首元・お腹・足先は冷やさないよう、薄手のパジャマや腹巻きが効果的です。
3. 昼間の過ごし方もポイント
日中、適度に太陽を浴びることで体内時計がリセットされ、夜に眠くなりやすくなります。
また、朝に太陽を浴びるとメラトニンの産生が促進されます。午前中の散歩や軽い体操がおすすめです。
筋肉を使うと、コレステロールも良い方向に働き、免疫力アップにもつながります。
まとめ
沖縄の夏は過酷ですが、栄養と生活リズムを整えることで、ぐっすり眠ることは可能です。
ポイントは:
・寝る前はリラックス
・睡眠に必要な栄養をしっかりとる
・クーラーの冷え対策も忘れずに
・朝の光と軽い運動でリズムを整える
どうか、皆さんが心地よい夏の眠りを手にできますように。