村民の皆様、おはようございます。
7月に入り、当診療所では連日30名以上の発熱症状の方が来院されております。
新型コロナウイルスの感染がすこしずつ広がっており、子どもから高齢者まで、地域全体で発熱の方が増えています。
現在、医師の人数が限られており、診察までに長くお待たせしてしまうことがございます。
この場をお借りして、皆さまのご理解とご協力に心より感謝申し上げます。
とはいえ、必要以上に不安になる必要はありません。
今のコロナは重症化率・死亡率ともに大きく下がっており、体力のある方であれば、たいていは軽症で回復します。
手洗いやうがい、十分な休養など、日常の予防を落ち着いて続けていきましょう。
そして何より大切なのは、自分自身の「免疫力」を高めることです。
免疫力を支えるのは毎日の食事です。
ビタミンやミネラルを含む野菜・果物、高たんぱく質の食事を心がけましょう。
コレステロールも、適量であれば免疫に必要なホルモンや細胞膜を作る大事な栄養素です。
偏った食事にならないよう、気をつけてください。
また、ウォーキングなどの軽い運動、十分な水分・塩分補給、質の良い睡眠も、免疫力アップには欠かせません。
もし発熱や風邪症状が出た場合は、無理せず自宅で休みましょう。
38度以上の熱があるときは、アセトアミノフェンなどの解熱剤を使っても構いません。
ただし、薬は症状を和らげるものであり、ウイルスを治すものではありません。
無理に咳や熱を止めすぎず、体の自然な治癒力を信じて過ごしましょう。
検査についても、すぐに病院へ行かなくてもよいケースが多くあります。
どうしても必要なときは、薬局の抗原検査キットも活用してみてください。
そして、症状が4日以上続いたり、強いだるさがある場合には、かかりつけの医療機関に相談してください。
【今日のまとめ】
1.夏風邪やコロナ予防の基本は、栄養・運動・休養です。2.風邪薬は症状を軽くするもので、治す薬ではありません。3.発熱時はまず自宅で安静に。水分補給と栄養を忘れずに。
4.つらい症状が続くときは、必ず医療機関に相談を。
今週も健康に気をつけてお過ごしください。
以上、読谷村診療所からのお知らせでした。