4月に入り 診療所では特定健診・長寿健診の受付をしております。
窓口あるいは電話での受付となります。
健診を診療所で受ける際には、問診票の事前記載にご協力をよろしくお願いいたします。
健診は生活習慣病などの病気の予防や早期発見のためには欠かせません。
一般健診、特定健診、⻑寿健診、がん検診などいろいろありますが、
御自身の健康保険や年齢、お住まいの地域・職場によって、受けられる健診が異なりますので、確認してくださいね。
いずれの健診も高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病がないか、またそれがどんな状態なのかを見るのが目的です。
ここでは生活習慣病について、ちょっと説明します。
生活習慣病とは偏った食生活や睡眠不足、運動不足、喫煙、ストレスなどの積み重ねが原因となっておこる、
がん、心臓病、脳卒中などの病気のことをいいます。
生活習慣病は、日本人の死因の6割以上を占めており、特にがんは30年以上に渡って日本人の死因の第1位になっています。
いまは二人に一人ががんで亡くなる時代になっています。
またがんの次に多い心臓病や脳卒中は動脈が硬くなる「動脈硬化」によっておこる病気です。
「内臓脂肪型肥満」といわれるお腹周りの内臓に脂肪がたくさん蓄積すると、
高血圧、糖尿病、脂質異常症になりやすくなります。
またそれが複数重なると 動脈硬化に なりやすいという悪循環をおこしてしまいます。
この内臓脂肪型肥満を早めに見つけることも健診の目的なんですね。
生活習慣病は最初のうちは自覚症状がないことが多いため、ついついそのままにしてしまい、
いつの間にか病気が進行してしまっている可能性があります。
だからこそ、定期的に健診を受けて自分自身の健康状態を正しく把握することが、とても重要となります。
ですので健診は症状がなく、健康なうちに受診してこそ意味があります。
「時間がないから」「元気だから大丈夫」などと考えず、自分の健康状態を理解するためにぜひ健診を受診してみてください。
年に一度、自分の健康状態について知る機会として、また自分の健康状態を正しく把握し健康を維持していくために、
健診を上手く役立てていただきたいと思います。
健診結果について不安なことや気になることがあれば、健診結果をお持ちの上、当院へ相談してください。
診療所では健診結果に基づいた栄養・運動指導、生活習慣病の予防について指導を行っていますので、お気軽にご受診の上ご相談くださいね。
もちろん、 かかりつけの先生がいれば、その先生に聞いてもらっていいですからね。
それでは今日のまとめです
・健診は生活習慣病をみつけるために有効です。 健診は症状がないときに定期的に受けることに意義があります。