村民のみなさん、こんにちは。
今日は「春の始まりに見直したい!高齢者の食生活、3つのポイント」について、お話していきます。
春は、寒さがやわらぎ、少しずつ外に出たくなる季節です。
けれども、季節の変わり目は体にとってストレスが多く、特に高齢の方にとっては、体調や食欲の変化が出やすい時期でもあります。
そんな春だからこそ、毎日の食生活を見直すチャンス。
今回は、3つのポイントに絞って、食事のコツをご紹介します。
【ポイント①】食べやすく、負担の少ない食事にする
春は気温差や環境の変化で、食欲が落ちる方も多いです。
そんなときは「食べやすさ」を意識するのがポイントです。
たとえば、おかゆや豆腐のような、やわらかくて消化のよいもの。
煮物や蒸し物など、口当たりがよく、香りのある料理は食欲を助けてくれます。
高齢になると、噛む力や飲み込む力が弱くなることも。
無理にたくさん食べるのではなく、小分けにしてこまめに食べるのも工夫のひとつです。
【ポイント②】春の旬の食材を取り入れて、栄養バランスを整える
春は、栄養たっぷりの食材が豊富です。
沖縄では、春キャベツ、島らっきょう、アーサ(あおさ海苔)など、体にやさしい食材が多く出回ります。
特に高齢の方に大切な栄養素は、
たんぱく質・カルシウム・ビタミン・食物繊維です。
・たんぱく質は、筋力の維持に欠かせません。卵や豆腐、白身魚がおすすめです。
・カルシウムは、骨を丈夫に保つために大切。小魚や乳製品を少しずつでも取り入れましょう。
・ビタミン類は、春野菜からしっかり摂れます。特にビタミンCは免疫力を高めてくれますよ。
食材の「色」が多いほど、栄養も豊富になります。
カラフルな春の食卓を、楽しんでみてくださいね。
【ポイント③】水分補給をこまめにする
春は汗をかきにくく、喉の渇きも感じにくい季節です。
でも、体の中では水分が不足しがち。
高齢の方は特に、脱水や便秘に気をつけたいところです。
意識して、こまめに水分をとるようにしましょう。
目安は、1日1.5リットル。
お水だけでなく、お茶やスープ、果物などでも補給できます。
例えば、朝食にみそ汁、お昼にフルーツ、夜はスープなど、
自然に水分がとれる工夫をすると、体も喜びます。
【まとめ】
春の食生活、見直すポイントは3つ。
1 食べやすさを工夫して、食欲を助ける
2 春の食材で、栄養バランスを整える
3 水分を意識して、こまめにとる
この3つを意識するだけで、春の体調管理はぐっとラクになります。
できることから、少しずつ。毎日の「食」が、あなたの健康を支えてくれますよ。