わたしたちは、読谷村都屋にある「読谷村診療所」を運営する一般社団法人です。

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☆腸は第2の脳??☆

2025.02.13

村診療所からのお知らせです。

2月も中盤に入り、昨日は半日にもかかわらず約100人もの患者さんが来院され、外来は大変混雑していました。
長時間お待たせして申し訳ありませんでした。

その理由は、祝日明けで発熱外来を受診された患者さんが50人近くいたことです。
インフルエンザは下火になってきましたが、長引く咳や嘔吐・下痢などの胃腸炎症状の方も多くいらっしゃいました。
暖かい日が来るまではこのような状況が続きそうです。

さて、今日も皆様に役立つ情報をお伝えします。

冒頭で発熱患者さんが多いというお話をしましたが、いつも繰り返しているように、
いかに自分の免疫力を上げることが病気を予防するために重要です。

最近の研究では、免疫力を上げる重要な鍵は私たちの腸にあることが分かってきましたので、
今日はこれについてご紹介します。

腸は「第二の脳」とも呼ばれ、体の免疫機能の約70%が集まる重要な臓器といわれています。

腸内には100兆個以上の細菌が生息しており、その多様性がお花畑に似ていることから「腸内フローラ」と呼ばれ、免疫機能と深く関わっています。
腸内細菌は善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類に分けられ、善玉菌が優勢な状態を保つことで免疫力が強化され、病気になりにくい体を維持できます。
善玉菌で有名なのは、乳酸菌やビフィズス菌といったテレビCMでもよく見かける細菌です。
それ以外にも多くの菌が存在し、その多様性が重要だと言われています。

腸内細菌は免疫細胞と相互作用し、免疫のバランスを調整します。
特に短鎖脂肪酸(SCFA)と呼ばれる腸内細菌から産生される物質は、腸のバリア機能を高め、炎症を抑える働きがあります。

腸内細菌の多様性を保ち、善玉菌を増やしたり維持したりする方法で一番有名なのは、発酵食品や食物繊維を積極的に摂ることです。
発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチなど)は善玉菌を補い、プレバイオティクスと言われるオリゴ糖や水溶性食物繊維は腸内細菌の餌となり、増殖を促します。


さて、皆さん、食事の中で十分な野菜や食物繊維は摂れているでしょうか。


私自身を振り返ってみても、忙しい生活をしていると出来合いのものを食べることが増え、新鮮な食事が減っているかもしれません。

**食物繊維は生成されていない穀物(玄米など)、新鮮な野菜、海藻そしてフルーツに多く含まれています。
**1日の食事の中で、できるだけこれらのものを意識して食べるようにしましょう。


☆それでは今日のまとめです☆
  • 腸は第二の脳と言われ、体の免疫機能の約70%が集まる重要な臓器です。
  • 腸内フローラと呼ばれる100兆個以上の腸内細菌がその鍵を握っています。
  • 発酵食品や食物繊維を積極的に摂ることで、腸内環境を良くすることができます。
  • 食物繊維は生成されていない穀物、新鮮な野菜や海藻、フルーツに多く含まれており、1日の食事の中でこれらの食品摂取を意識しましょう。


多鹿昌幸

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