ひょっとすると「忙しくて時間がないから…」
「とりあえず、今、元気だから大丈夫…」
とお考えかも知れませんが、ちょっと待ってください!
実は健診は健康な人が受けるものなのですよ。
目的は、生活習慣病などの病気の予防、
あるいは悪化した部位の早期発見すること。
そして、結果を見て、食生活、
運動習慣など生活習慣全般を見直し、
「どうしたら、健康に長生きできるのか」
を考えることが非常に重要なのです。
コロナだ、インフルエンザだ…といって
びくびくしながら生活を続けるのは
窮屈だと思いませんか?
生活習慣を変えて健康な身体を手に入れること。
免疫力を高めること。
そのための健診だと考えて、ぜひ面倒くさがらず、
年に一度、自分の健康状態について知る機会として、
また自分の健康状態を正しく把握し、
健康を維持していくために受診にいらしてください。
さて、先に「生活習慣病の予防」と言いました。
恐らく「生活習慣病」という言葉は
よく耳にすると思います。
これは、偏った食生活や睡眠不足、
運動不足、喫煙、ストレスなどの積み重ねが
原因となって発症する病気全般をいいます。
つまり
「生活習慣が原因で発症する、様々な病気」
ということです。
具体的には、がん、心疾患、
あるいは脳梗塞や脳出血といった
脳血管疾患がこれに該当します。
この生活習慣病は、
日本人の死因の半数以上を占めていて、
特にがんは30年以上日本人の死因の第1位となっています。
その他にも、動脈硬化が原因でおこる脳梗塞、
内臓脂肪と強く関わる高血圧や糖尿病などなど、
生活習慣を変えることで防げる病気はたくさんあります。
生活習慣病の恐ろしさが伝わりましたか?
コロナやインフルエンザも怖いと思いますが、
それ以上に怖いのですよ。
だからこそ、
それを避けるために生活習慣を見直すのです。
そして「生活の何をどう変えたらいいか」
を判断するために、
この健診のデータが役に立つわけです。
しかも、
生活習慣病は最初のうちは自覚症状がありません。
そして、ある日突然、倒れてしまう…ということが
起こってしまうのです。
だからこそ、
「健康だと思っている今だからこそ、健診を受けましょう」
とお勧めするわけです。
ちなみに、健診には
一般健診、特定健診、⻑寿健診、がん検診などがあります。
受けられる健診、補助が受けられる健診は、
保険の種類や年齢、お住まいの地域・職場に よって異なります。
まずはかかりつけ医師や病院の窓口に相談してみてください。
また、健診結果について不安なことや気になることがあれば、
健診結果をお持ちの上、かかりつけ医へ相談してください。
診療所でも予防医療の啓発を行っていますので、
お気軽にご受診 の上ご相談ください。