沖縄は梅雨が明け、
本格的な夏になって参りました。
朝の時間は涼しいですが、
午前9時を過ぎると
外で活動するのが
非常に暑く感じます。
熱中症を起こしやすい
時期でもありますので、
活動には注意が必要です。
熱中症とは
どのようなものでしょうか?
外の温度が高い中で
運動や作業を行うと
体温が上昇します。
その時、人間の体は汗をかくなどして、
体温を下げるようにします。
しかし、気温が高くなり過ぎると、
大量の汗をかくことで
脱水症状を引き起こしたり、
塩分が失われすぎたりといった
悪い状態になりがちです。
この結果、筋肉の痙攣、
ひどいと内臓機能の障害や、
意識障害などが発生します。
あるいは、汗をかきすぎて
体温を下げる機能が働かなくなり、
・・・といったことが起こります。
こういった
「気温が高すぎることで起こる障害」
が熱中症です。
対策はと言うと、
今お話しした原因を
取り除くことが重要になります。
まず、暑すぎる環境をなるべく避け、
また体温を上げすぎないことです。
屋外で作業する場合は、
休憩を60分毎にとるなど、
身体を休めて体温が
上がりすぎない配慮が必要です。
屋内であれば、
積極的にクーラーを効かせて、
室温を25度から28度位に
なるように設定しましょう。
次に、水分とセットで
塩分などのミネラルを
しっかりと補給することです。
特に屋外で
大量の汗をかく場合には、
30分毎を目安として
塩飴1個や塩分の入った
飲み物100ccぐらいを
摂取するなどしましょう。
年齢や、もともとある症状によっては、
家の中でも
熱中症になることがありますし、
ちょっとの体温上昇だけで
熱中症になることがあります。
夏の体調に不安がある場合には、
ぜひ、今のうちに、
かかりつけの先生と
しっかり相談してくださいね。
診察室でもご質問を
いただくことがあるのですが、
アルコールは
水分の補給にはなりません。
かえって利尿作用のために
脱水を進めてしまう
可能性があります。
深酒をした翌日は
炎天下での業務を
避けた方が無難ですよ。
また、この季節、
マスクをしたままでの
屋外作業は熱中症のリスクが
非常に高くなります。
必ずマスクを外してください。
そして、
これはいつもの話に
つながってきますが、
日頃の体調管理がとても重要です。
睡眠不足、
食べ過ぎ、
疲労が重なると
熱中症を起こしやすくなりますので、
特に意識して生活を整えるようにしましょう。
☆それでは今日のまとめです☆
1 暑い環境をさけ、可能ならクーラーの効いた部屋で作業しましょう。 2 水分とミネラルの両方をこまめに摂取しましょう。 |