昨年の沖縄では、秋にインフルエンザが流行しましたが、今年も学校を中心にインフルエンザが流行の兆しをみせています。
いつもお話ししていることですが、自分自身の免疫力を高めて、予防することが重要です。
今回もインフルエンザの予防に有効な方法について、みなさんにお知らせいたしますね。
1. 毎日の手洗いと消毒を徹底する
手洗いはインフルエンザやその他のウイルスを減らす最も簡単で効果的な方法です。
研究によると、手洗いは呼吸器系の感染を約16-21%減少させることができるそうです。
手を石鹸と水で20秒間洗うことを心がけましょう。
外出から帰った後、食事前、トイレの後は特に忘れずにおこないましょう。
うがいと併用するとさらに効果があるかもしれません。
2. 適度な日光浴と屋外活動
日光はビタミンDの生成を助け、ビタミンDは免疫系の機能をサポートします。
ビタミンDを十分に保つことで風邪を予防する効果が期待できます。
毎日10〜15分の日光浴を心がけましょう。散歩やガーデニングなど、屋外での軽い活動がおすすめです。
もしも、日光浴が十分にできないなどの事情があるときは、ビタミンDのサプリメントを代わりに使う事も効果的です。
3. 栄養バランスの取れた食事
ビタミンC、ビタミンD、亜鉛などは免疫系の機能をサポートします。
これらの栄養素が豊富な食事は風邪を予防するのに役立ちます。
新鮮な果物や野菜、全粒穀物、魚類を多く取り入れた食事を心がけましょう。
4. 十分な睡眠
良質な睡眠は免疫系の健康を維持するのに必須です。
不足すると免疫反応が低下し、風邪を引きやすくなります。
毎晩7〜8時間の睡眠を取るようにしましょう。
寝る前のストレッチ、リラクゼーションで快適な睡眠環境を整えることが重要です。
5. ストレスの管理
長期間のストレスは免疫系の機能を低下させ、風邪を引きやすくなります。
研究によると、高いストレスレベルは風邪のウイルスに感染しやすくなることと関連があることがわかっています。
ストレスを感じたときは、深呼吸、瞑想、ヨガ、散歩などリラックスできる活動を試しましょう。
また、趣味を楽しむことや友人、家族との良好な関係もストレスを軽減するのに役立ちます。
日頃から実践できる何かを習慣にしておくことも重要です。
6. ワクチン接種
インフルエンザワクチンはインフルエンザの有効な予防法です。
特に高齢者やなんらかの病気で通院されている方、幼児への予防効果があるといわれています。
当院や村内の医療機関では10月からインフルエンザの予防接種を始めています。
☆まとめ☆
日頃から紹介した健康法を再度見直して、ご自身の体調管理を心掛けましょう。
多鹿昌幸