さて、3月中旬に入り春らしくなってまいりました。
日中は半袖で過ごせる日も増えてきました。
3月13日からマスクの着用が基本的に個人判断になりました。
これまで、義務に近い状態から
「いきなり個人の判断といわれても」と
戸惑っているかたも多いとおもいますが、
こちらをお聞きのあなたはいかがでしょうか?
では、マスクを今後どのように扱えばいいのか、
一緒に確認していきましょう。
まず、本来マスクは咳、発熱などの症状のある方が、
ウイルスが多く含まれている飛沫を
外にださないための物なのです。
インフルエンザの場合、症状がでてから相手に感染させる、
逆に言えば、たとえウイルスに感染していたとしても
症状が出ていないのであれば他人に感染させることはない、
ということで、「症状が有る人がマスクを着ける」ことが基本です。
しかし、この考え方がコロナで変わりました。
コロナはウイルスに感染している人は、
無症状であっても他人に感染させることが分かったのです。
ですので、症状の有無で判断できないので
「では、全員が一律にマスクを着けましょう」
ということになったわけです。
昨年の冬から今年にかけて
インフルエンザが2年ぶりに流行しました。
データではコロナの死亡率、
重症化率はインフルエンザ並みかそれ以下となり、
ウイルスが3年前にくらべ弱毒化していることがわかっています。
そのため、かからない、うつさないことを
目標としていろいろと行動制限していた生活から、
かかったら診療所や病院にかかる以前の
生活に戻そうとなったわけです。
3年間の取り組みのおかげでここまできたとも言えます。
ただし、重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある方は
これまでどおり、マスクを含む予防を
しっかりしようということになっています。
「結局、どういうことなの?」と、
結論がよく分からない方もおられると思います。
3年前のことを思い出してみてください。
外を歩くときにマスクはしていたでしょうか?
咳が出るとか、喉が痛いとか、何か症状がある人以外、
基本的にほとんどの方はマスクを着用していなかったと思います。
その頃と同じですよ、ということなのです。
すくなくとも屋外では
マスクを着ける必要はまったくありません。
屋内でも基本的に着用する必要はありません。
「必要がない」というだけであって、
不安な方はもちろん着用して問題ありません。
すべては個人の自由だということですから。
ただし、病院や介護施設など
施設からのお願いがある屋内では柔軟に対応しましょう。
マスク着用は緩和されますが、
口うがい、鼻うがい、手洗いは折角身に付けた習慣として、
今後も継続していきましょう。
今後流行するかもしれない感染症の予防にきっとつながるでしょう。
最終的には感染するもしないも、
症状が重くなるも、軽くて済むのも、
私たち個人個人の免疫力にかかってきます。
だからこそ、日々の免疫力アップの
取り組みを大事にしていきたいものです。
☆それでは、今日のまとめです☆
1 マスクの着用が個人判断となりました。基本屋外、屋内でのマスクの着用は不要になります。
2 自分に症状があるとき、人混みで不安なときはマスク着用を自分で判断しましょう。
3 外から帰ったときの口うがい、鼻うがい、手洗いは今後も継続しましょう。
多鹿昌幸