11月に入り、肌寒くなってきましたね。
季節の変わり目で体調のくずしやすい時期こそ、
自分自身の健康をいつもより気遣って、
「免疫力」を高めていきましょう。
それでは、今日もみなさんの健康に役立つお話しをしていきますね。
さて、前回糖質の中でも砂糖をとりあげ、
砂糖の過剰摂取による「糖質中毒」のお話しをしました。
おさらいすると「糖質中毒」とは日頃から砂糖や白米、
小麦などの炭水化物を多くとるような生活をしているために、
糖質に依存する体や心になってしまい、体調不良がおこってしまう状態でした。
特に砂糖はその傾向が強いことがわかっています。
難しいことは省きますが、お腹がいっぱいになっても、
甘い食べ物を求め続けて、
イライラや疲労感が増えてしまうことが問題でした。
では、糖質中毒にはどう立ち向かえばいいでしょうか?
「よし、甘い物を控えよう!」なんて、
私たちは自分の意思だけで解決しようとしてしまいがちです。
そして多くの場合、気がついたら挫折してしまっているものです。
「なんとなく」の「意識」に頼らず、
実際にどれぐらいの砂糖を摂取しようとしているのか、
自分の血糖はどれだけ上がっているのかをモニターすることをお勧めします。
そうすることで、行動を変える方向につなげやすくなるからです。
まず重要なことは、
甘い食品、特に甘い飲料にどれぐらい砂糖が入っているかを知ること。
食べ物、飲み物には成分表が記載してありますよね?
例えば飲料の場合
コカコーラ500mlのラベルには
100mlあたり炭水化物11.3gと記載されています。
ということは、
500mlのコカコーラには56.5gの炭水化物が含まれていることになります。
飲み物に含まれる炭水化物は、
ほとんどすべて「砂糖」と考えて間違いありません。
角砂糖だと1個4gなので、14個分。
コーヒーなどに入れるスティックシュガーだと1袋5gくらいなので11本分。
なかなかすごい量ですよね。
同様に計算すると有名な缶コーヒー
ジョージア250mlには角砂糖5個、
スティックシュガー4本。
家で飲むコーヒーにお砂糖を4本も入れませんよね?
手軽に飲める缶飲料やペットボトル飲料には、
非常にたくさんの砂糖が入っているわけです。
こういう、生々しい数字を見てしまうと
「これは止めないとまずいかも」と意識しやすくなりませんか?
飲み物だけでなく、お菓子やスイーツ類についても、
ラベルを見る習慣を身につけましょう。
WHOは健康人の1日の砂糖摂取量を
25gまでに制限するように勧めており、
角砂糖6個、スティックシュガー4本が1日の目安になります。
ラベルを見ながら、
1日に摂っていい砂糖の量に収まるように計算するのです。
これができるようになると「喉が渇いたからお茶を飲もう」、
「チョコレートではなくて果物を摂ろう」と、
自然に考えられるようになっていきます。
次に大切なのは、
実際に食べ物を食べたときに
どれぐらい血糖が上がっているかを知ることです。
さきほど、砂糖摂取量の目安をお伝えしましたが、
実はどれぐらい血糖が上がるかは、
何を、どのような組み合わせで食べるか、
あるいは個人の体質によっても異なります。
そこで、紹介したいのが「フリースタイルリブレ」という血糖測定器です。
この機械を使えば、腕にセンサーを貼り付けることで、
服の上からスマホでスキャンして自分の血糖を測定することができます。
これがあると、どんな食べ物を食べたときに
血糖が上がりやすいかを知ることができます。
それが分かると、砂糖の量を知る以上に、自分の体を大事にしないと!
と思えるのではないかと思うワケです。
この2つ、「砂糖の含有量」と「自分の血糖値」の
2つの数値をモニタリングすることで、
少しずつ白砂糖を含む食品を減らしていくことができると思います。
⭐︎それでは、今日のまとめです⭐︎
1 糖質中毒を克服するには、
製品ラベルから砂糖量を計算することが役に立ちます。
2 フリースタイルリブレを使って
リアルな血糖上昇を知ることで、
さらに糖質中毒を克服しやすくなります。