わたしたちは、読谷村都屋にある「読谷村診療所」を運営する一般社団法人です。

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☆今日は、漢方薬についてです☆

2022.09.22

台風が過ぎ、少し過ごしやすい季節となりました。
コロナ感染者もさらに減少傾向になってきましたね。
それでは、今日も皆さんの
健康に役に立つ情報をお伝えしていきますね。
冒頭で新型コロナウイルス感染 減少傾向とお伝えしましたが、
コロナウィルスが流行する前から風邪は存在し、
1年を通じて風邪がなくなることはありません。
風邪の症状の一つに発熱がありますが
熱が出るとほとんどの方が解熱鎮痛剤を使用されていると思います
解熱鎮痛剤の使用を否定するわけでは無いのですが、
一方で、体は体温を上げることで免疫細胞を活性化し、
ウィルスを早く駆逐するようにしているとの考えもあります。
そこで、熱を強制的に下げず、
しかも自然に解熱する方法があるといい と言うことになります。

ではどうすれば良いか? と言う問いに対し、
1つの答えを示してくれるものがあります。
ズバリそれは「漢方薬」です

漢方薬は数千年の歴史があり、
中国から日本に伝わり日本独自の発展をしてきました。
そして今回のコロナパンデミックの前、
約100年前のスペイン風の時も漢方薬が使用されたとの記録があります。
先人たちが身の回りの植物を中心に
どうすれば高熱をきたす感染症を管理できるのか、
を 考えてその組み合わせを工夫してきました。

代表例は「葛根湯」という お薬です。
風邪に葛根湯と言う言葉があり、
今回のコロナウィルス感染の時も良く使用されています。
今は 便利な粉薬があり、
それをお湯で溶かし、1日3回以上飲むことで、
漢方薬の持つ効果を高めて吸収することができます。
これを飲む事で発汗を促し、身体の免疫機能を低下させることなく
最終的には熱が下がる効果が期待できます。
ただ、このお薬だけでは
今回のオミクロン株に特徴的な症状である咽頭痛」には効果が弱くなります。
そのため、 喉に効く成分を加えることで、 カバーすることができるんですね。
もう一つ、漢方薬を利用して新型コロナウィルスを治療することで、
後遺症を減らせるのではないかと言う意見があります。
こちらについてはもう少し研究が必要ですが、
治療を 選択する上で重要になってきますね。
実際の使用にあたっては
その方の もともとの状態や特徴を考慮して
お薬の種類を判断していく 専門的な知識と経験が必要になります
また もともと病気がある人や、薬を飲んでいる人は、
飲み合わせに 注意する必要がありますので、
必ずかかりつけに相談してください。

当院 を含めて村内には
漢方薬を積極的に取り扱っているクリニックがあります。
治療の1つとしてぜひ検討していただきたいと思います。

☆それでは、今日のまとめです☆
1 漢方薬は風邪治療、新型コロナウイルス感染症の重要な選択肢です。
2 漢方薬の使用にあたっては、専門の医師にご相談ください。
多鹿昌幸

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