旧盆が終わってから、学校を中心にインフルエンザが流行の兆しを見せています。
8月に落ち着いていた診療所の発熱外来も流行にあわせ増加してきました。
みなさんはなぜ、この時期にインフルエンザ流行っているの?とおもっていますよね。
実はオーストラリアなどの南半球では夏の暖かい時期にインフルエンザが流行しています。
沖縄でも、夏場にインフルエンザが流行していました。
インフルエンザの本格的な流行に備えて、予防策を知っておくことが大切です。
1. なぜ沖縄で早くにインフルエンザが流行するのか?
沖縄は他の地域と比べて温暖な時間が長い特徴があります。
実は暖かい環境でもインフルエンザウイルスは活動しやすいことがわかっています。
このため、インフルエンザウイルスが活動しやすい環境が長く続きます。
また、観光地として国内外から多くの人が訪れること、
旧盆やエイサー祭りなど地域の密接な交流なども
感染の拡大を早める要因となっている可能性があります。
2. インフルエンザの基本知識
インフルエンザはウイルスによる感染症で、発熱やのどの痛み、関節痛などが特徴的です。
毎年、ウイルスの種類が変わるのが特徴です。
3. 基本的な治療方法
インフルエンザかも?と感じたら、最も大切なことは、
症状を感じたらすぐに仕事や学校を休むことです。
自分自身の健康を守るだけでなく、他の人への感染拡大を防ぐための重要な対策となります。
高熱など、症状がキツい場合は速やかに医療機関を受診してください。
早期の抗ウイルス薬使用は症状の早期改善に役立ちます。
十分な休息と、しっかりとした水分補給を心がけましょう。
4. 予防策
・手洗い・マスク: 日常の手洗いや、人混みでのマスクの着用は、ウイルス感染を予防する基本的な行動です。
・ワクチン接種: ワクチン接種はインフルエンザを予防する上で効果的な方法の一つです。
・当院では、10月より予防接種を開始します。特に高齢者の方は検討することをおすすめします。
5. 必要な栄養と食事
インフルエンザ患者は、体力を回復させるための栄養バランスの良い食事が大切です。
ビタミンCや亜鉛は免疫力を高めるのを助ける成分です。
鶏むね肉、大豆製品、魚、緑黄色野菜などを食事に取り入れ、水分もしっかり摂ることが大切です。
インフルエンザの特徴を理解しながら、適切な予防策と早期の治療を心がけることで、
健やかな秋を迎えましょう。
☆それでは今日のまとめです☆
1 夏の時期にもインフルエンザは流行します。
2 手洗いや症状が出たときのマスクなどの対策は有効です。症状がでたら、学校、職場を休みましょう。
3 食事、睡眠をしっかりとととのえ、免疫力を高めましょう。