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☆「無理なく続けられる、あること」☆

2024.03.15

季節の上では春になりましたが、まだ冷たい風が吹いています。

インフルエンザのピークも過ぎ,
当院の発熱外来は落ち着きつつあります。

三寒四温の後にさらに暖かくなってきますが、
この時期は体調を崩しやすいので、注意が必要ですね。

いつもお伝えしていることですが、
何よりもウイルスや細菌に負けない免疫力を手に入れることが何より重要です。

ただ、免疫力を高めるといっても、何かそのために特別なことをしなければならないとなると、
多分、途中で疲れてしまってやらなくなると思うわけです。

大切なことは「無理なく続けられることをやる」こと、
そして「楽しく続けられるやり方を採り入れる」ことです。

そこで、今回もみんなが知っている「無理なく続けられる、あること」をお伝えしたいと思います。

それは、「魚」を食べることです。正確に言うと、
魚の中に含まれているEPA・DHAという油を摂取することです。

この油は以前から、心臓病とくに心筋梗塞などの予防効果がわかっていました。

新型コロナウイルスの重症患者さんでは血管で炎症がおこり、血栓ができることがわかっています。

EPA・DHAには炎症を予防する効果が期待できるので、それが影響しているかもしれません。

また、EPA・DHAには免疫を調整する作用があるとされています。

まだまだはっきりとわかっていないことも多いですが、
この油の割合が多いと免疫が上手く働くことが期待できそうです。

海に囲まれ、魚に恵まれている沖縄といえど、
どんな魚でもEPA・DHAが多く含まれているわけではありません。

この油は青身の小さい魚に多いものの、
白身魚にはあまり含まれていません。

具体的には、いわし、さんま、アジ、サバなどの青身魚に多く含まれています。

また、せっかくこの良い油をとっても、サラダ油やマーガリンなどの油をとりすぎると、
効果がさがってしまいますので、バランスが大切ですね。

☆さて今日のまとめです☆

1　青身魚に多く含まれるEPA・DHAは炎症を抑える効果があります。

2　サラダ油の摂り過ぎに注意し、青身魚を積極的に食べましょう。

多鹿昌幸

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